中学校の講演会
子供の中学のPTAが主催した「ゲーム脳」の先生の講演会に行ってしまいました。
なも は「ゲーム脳」という言葉以外にほとんど知識はなかったので,中学生対象とはいえきっと何か自説の根拠を示してくださるだろうと期待していたのですが,約1時間の講演の中で裏付けとなるような実証的データの提示はほとんどありませんでした。「ゲームばかりするとこうなります」と,確かに「科学的」に見える脳の活動部位を示す写真などは見せてくださいましたが,単に「このくらいゲームをやったと言っている人を調べてみたらこうでした」というだけで,「どういう素質を持った人がどういう条件でどういうゲームをやり続けるとこうなるか」というような具体的な説明は聞けませんでした。
内容は,(1) 大脳生理学の基礎,(2) 発達心理学の基礎,(3) 世間の耳目を引いている社会現象,の3つを適当に結びつけた「三題話」。「テレビゲームばかりやるよりも,読書をして手で字を書く方がいいです。」という結論だけなら,だれもがそうじゃないかなと思っていることで,「それが脳波で証明されました。」と主張なさったものだから,根拠が妥当かどうかはともあれ,結論を支持する方々が飛びつかれたのでしょうか?
それと,もう少し品があればいいのですが,唐突に御自分の著書が大学の入試問題に使われた話とか,これから御自分がテレビに出演なさる話とかが出てきて,「おやおや,これはプロモーション活動だったのか?」と・・・。
Wikipediaの記事を鵜呑みにしてはいけないのかも知れませんが,この日の印象と付き合わせた限りでは,「確かに」と思ってしまいました。
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